2004年10月 |
自分のコースでのビザ取得に活かせる資格を得ることができるか? 近年、オーストラリアにて、カレッジやTAFE、または大学で学ぶコースが将来、独立永住者ビザ(スキルドインディペンデント・ビザ)申請に活かせる内容のものを選んでいる人が多くいます。 例えば、査定に有利でかつ、SOL(職業リスト)に 60ポイントで 掲載されている職業に直結したコースがそれにあたります。特に、ホスピタリティカレッジやTAFEでシェフになるためのコース、 美容師などの職業につくためのサティフィケートやディプロマコースが主な例でしょう。彼らはコース修了後、技量審査をTrades Recognition Authority (TRA)に申請し、査定を受けた後、ビザ 申請へとステップを踏んでいきます。 しかし、単純にカレッジ等の教育機関で1年、もしくは2年間、就学しただけで、60ポイント取得可能な職種でのビザ申請が認められるかとなると、答えは、“ノー”です。通常TRAは、申請者に学んできた職種に関連した職歴を要求してきます。つまり、職歴が必要となってくるのです。もし、申請時の職歴に不備があるようでしたらTRAは、申請者に対し実技査定(Trade Tast)も行います。実際、その実技査定の不合格ラインは年々急激に上昇しているのが実情です。 通常TRAは、申請者に就学前もしくは就学後の職歴の提示を要求してきますが(TRAのウェブサイト上では言及していません)、 今年9月からその職歴に対する審査基準が変更される可能性が出てきています。正式にまだ、詳細は公表されていませんが、今までの流れから1000から2000時間以上の職歴が必要とされていることになると言われています。実際、TAFEを含む幾つかのカレッジの調理コースは、すでにコースの中に更なる職歴として加算される時間を組み込み始めています。前述の通り、まだ公式には告示されてはいませんが、恐らく今年卒業される人が対象になると予想されています。今後、最新の公式情報が入り次第、当誌面にてご紹介します。 最後に今年卒業予定で、独立永住者ビザを申請しようと考えている人は、今から申請書類の準備をすることをお勧めします。 また、詳しい内容はビザの専門家に相談することをお勧めします。
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