2003年12

オンラインでのビザ申請について

 先日、移民局(DIMIA)はオンラインで申請出来るビザの種類が新たに追加されたと発表しました。この追加に見られるように、移民局はオンライン申請によりビザ手続きがより効率良く行われるよう働きかけています。今回は、現在オンラインで申請出来るビザの一部を紹介します。

 オンラインで申請出来るビザの種類がこれからも増え続けることはまず間違いないと思われます。オンライン申請によって、ビザ認可までの時間は大幅に短縮され、従来よりも簡単に手続きを行うことが可能となるでしょう。オンライン申請が可能なビザは以下の通りとなっています。

●学生ビザ(オーストラリア国外で申請する場合) 通常、申請書を送信してから5〜10営業日で認可が下ります。しかし、場合によっては入国管理局からの問い合わせが発生して、認可までに4週間ほどかかることもあります。
●学生ビザ(オーストラリア国内で申請する場合) ビザ申請者が申請書を送信後、3営業日以内に移民局より連絡がきます。そこで移民局は申請者に、場合によっては移民局での面接を求めることがあります。面接時には、必要書類を新たに提出する必要が発生する場合もあります。
●ビジター・ビザの延長、またはETASビザ(※)の延長 通常、申請書を送信してから2営業日で認可が下ります。場合によっては、面接が必要なことがあります。
●ワーキングホリデー・ビザ 通常、申請書を送信してから2営業日で認可が下ります。場合によっては、オーストラリア移民局より問い合わせが来ることがありますが、その場合、認可までに4週間ほどかかることになります。ビザ保持者は入国後、最寄りの移民局に行き、パスポートにビザ取得を示すラベルを貼ってもらわなければなりません。例えば到着地がシドニーの場合、シドニー空港でラベルを貼ってもらうことになります。
●短期観光ビザ 通常、申請書を送信してから7〜10営業日で認可が下ります。
●長期滞在スポンサードビジネスビザ このビザの場合、まず会社がスポンサーシップのライセンスを取得することから始まります。ライセンスを取得した会社は次に、その会社に必要な外国人労働者の数を指定され、その後ビザ申請者による申請が可能となります。ビザ申請者が申請書を送信してから認可までにかかる日数は、通常1ヶ月ほどになります(但し、ETAシステムの導入を許可されている国の申請者に限る)。申請時にはスポンサーを受ける会社のライセンス・ナンバーを入力しなければなりません。申請後、移民局よりビザが認可されたか否かについてEメール、もしくは郵送にて通知がきます。メディカルチェックが必要な場合がありますが、この記入用紙についてもダウンロードすることが出来るようになりました。

以上、今月はオンラインで申請出来るビザを簡単に紹介致しました。さらに詳しい内容につきましては、専門家にお尋ね下さい。

※ETAS(Electronic Travel Authority System=電子入国許可システム)ビザ 通称イータスビザ。1年間(またはパスポートの有効期限まで)有効の短期観光、及び商用ビザで、1回につき最大3ヶ月の滞在が可能。有効期限内であれば、何度でも出入国出来る。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。本文は、Gorshu Pty Ltd(移民省公認登録番号9791459)の資料提供のもと掲載しております。ビザに関するお問い合わせは、オンラインビザ相談ページ

 

2003年12月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。




This site is developed and maintained by The Perth Express. A.C.N. 058 608 281
Copyright (c) The Perth Express. All Reserved.