2003年10月 |
ビジネス移住をお考えの皆さんへ 移民局(DIMIA)がリサーチ会社のAccess Economics社に委託して行った調査報告書が一般公開されました。この調査の目的は、オーストラリアに移民する人達の年齢と、彼らがオーストラリア社会にもたらす利益の関係を究明することでした。調査対象は、2000年7月1日から2001年6月30日の間にオーストラリアの永住権を獲得した人達で、次の5つのカテゴリーに分けられます。 −スキルドインディペンデント・ビザ まず、この調査結果から申し上げると、オーストラリアに移民した人達は、オーストラリアへ多大な経済利益をもたらしている、ということが明らかになりました。しかし、30歳以上の人が移民した場合、彼らのもたらす現在正味価値(NPV)は、その後の年齢増加と共に急激に減少する結果も発表されました。ほとんどのカテゴリーにおいて、年齢と共にNPVは減少を続け、46〜49歳までにはゼロとなり、その年齢を越すとマイナスになってしまいます。 また、下記の事例もビザ申請に年齢が影響する一つと言えるでしょう。スキルドインディペンデント・ビザにおいて申請者が州政府のスポンサーを受けていない場合、45歳未満の人に対して奨励金を与えています。一方、家族ビザを申請するとなるとビザ発給までに長い時間を費やすか、かなり高額のお金を支払う必要があります。その金額は申請者1人につき$25,000、更にビザの保証人は$10,000の支払いが必要となります(Vol.64「新家族ビザについて」参照)。
※現在正味価値とは、将来得るであろう利益を、現在の価値に換算したもの。来年もらう1万円より、今日もらう1万円の方が嬉しい、と言った考え方に基づく。
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