2002年4月

ファームで働くワーキングホリデーメーカーに朗報!

 オーストラリア税務局と移民局(DIMIA)は、"harvest trail"と呼ばれる農場で短期間働くワーキングホリデーメーカーや農場主向けに、税金や移民局の手続きに関する調査を行ってきました。毎年、何千というワーキングホリデーメーカーがオーストラリアを訪れ、農場で働きながら(フルーツピッキング等)、オーストラリア国内を旅行しています。近年、経営者側も彼らに頼るようになってきました。
 そこで、それらの農場で働くためにワーキングホリデーメーカーは、申請用紙に必要事項を記入してTax File Number(TFN)を取得し、必要であれば入国管理局の税務課に証拠書類を提出しなければなりません。ご存知の通り、入国管理法は大変厳しく、不法就労者には厳重な刑罰が与えられます。これは不法就労者を雇っている側にとっても大きな問題です。よって多くの労働者が、この手続きに関して不満を持っており、雇用主も、雇った者の誤記入によって罰則が課せられたとしても、自分達は書類記入のエキスパートではないと不満をもらしていました。
 これらの問題を受けて、DIMIAはクイーンズランド州の果物栽培者達のグループと共に、より簡素化された新しい申告用紙を使用する試みを実行してきました。この新しい用紙は、税金申告書と、労働権利申告書を1つにまとめたものです。この試みは、オーストラリア税務局、DIMIA、全国農場経営者連合、そしてクイーンズランド青果栽培組合(QFVG)によって行われ、良い結果をもたらしました。

 今回はもう一つ、お知らせがあります。DIMIAはほぼ毎年、7月と11月に移民法の改正を行い、4月には行政サービスやビザ取得に関する手数料の値上げを行ってきましたが、今回は、ほとんど変更がありませんでした。また、DIMIAは5月にMurray St MallにあるCity Centre(1階がウールワース)に移転します。営業開始は6日からとなっています。

2002年4月

※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。




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