2001年11月

自営業(ビジネスビザ所有)の方に朗報

 オーストラリア移民省移民局(DIMA)は、今年11月1日より多くのビザ取得規定が変更することを発表しました。(通常ビザの改正は、毎年4月1日あるいは11月1日より行われます。また、申請手数料等の改正は毎年4月1日に行われていますが、全てには当てはまりません)。

 今回、日本人にとって最も関心があると思われるニュースは、457一時滞在者ビジネスビザ(Independent Executive…以下457IEと省略)へ導入される変更でしょう。
  今までは、このビザに関する申請はオーストラリア国外で行わなければなりませんでした。そして、このビザを持つ多くの人は、将来的に永住者になることが目的でした。
  最初に457IEビザ(4年間有効)を取得し、オーストラリアに入国、ビジネスを起こし、基準を満たすと永住ビザである845事業主ビザを申請することができました。しかしDIMAは、候補者の多くがビジネスを発展・成功させても、4年間というその基準内で満たすことができない場合に応じて、今回紹介するこの新しいビザを845EBAビザ(845 Established Business in Australia)や846REBAビザ(846 Regional Established Business in Australia)として設定し、取得基準を満たすための猶予期間を設けました。

 この新しいビザの大きな特徴のひとつとして、国内申請が可能なビザであるということです。ビザ申請中も申請者の事業が損害を受けることのないように、オーストラリアに滞在しながらこのビザを申請できるということです。しかし、このビザは2年間のみ有効であり、その後の延長はございません。
このビザを取得するための一般的な基準:
 * すでに457IEビザを持っていること。
 * 最低15ヶ月間、その事業を運営していること。
 * 事業をはじめて15ヶ月未満で、457IEビザの有効期限が切れてしまう場合、州関係政府のスポンサーが必要になります。
  今回紹介した、Independent Executiveのビザに関して、質問等がございましたら、必ず専門家(ビザコンサルタント)にお聞き下さい。

  もう一つの大きなニュースは、DIMAのオフィスが現在のノースブリッジからマレーストリートモールの新しいウールワースビル(現在工事中)に移転します。来年はじめに移転を完了するとの予定です。これによりDIMAのオフィスへのアクセスがもっと便利になることでしょう。

 ビザに関する詳しい情報を知りたい方は、必ず専門家(ビザコンサルタント)にご相談下さい。 近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。

2001年11月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。




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