2000年11月

 卒業シーズンを迎えるオーストラリアで、多くの留学生が今後の身の振り方、また将来について考え始めています。「せっかくオーストラリアで学んだのだから、その学んだことを生かした仕事につき、このままオーストラリアに住みたい」と思っている人は多いことでしょう。
  今月は、『卒業後、オーストラリアで住み続けたいのですが??』といった、留学生からの質問にお答えします。

 学生ビザからオーストラリアへ長期滞在(パーマネント)を可能にするビザへの変更は、何種類かはあるものの、特にその中では『Skilled Independent Visa(subclass 136)』への取得を推薦します。
  この『Skilled Independent Visa(subclass 136)』は、本誌Vol32で以前ももご紹介しましたが、おさらいのためもう一度、取得条件について記載します。

1.年齢
18歳〜45歳まで可能。また年齢に応じてポイントに差が出る。
2.英語能力
全てのカテゴリーにおいて、IELTS 5.0ポイント以上が必要。
3.資格
オーストラリアで就くであろう(申請するであろう)職種への資格、 または確固たる経験がなければならない。
4.職業
申請者の技能(職業)がオーストラリア国内の水準、要求に応えているかどうかをSkilled Occupations Listでチェックする。(Skilled Occupations Listに載っている職業が最低条件)そして、その技能に与えられているポイントを取得することになる。
5.経験
一般的に申請希望はその職種への経験者ではなくてはならないが、学生に限り、卒業する以前の在校6カ月間以前に申請書を提出する場合には、Australian Qualification Exemptionにて仕事経験要件が放棄される場合もある。

  卒業間近なあなた。そろそろビザについて考える時間ではないでしょうか?

2000年11月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。




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