パースエクスプレスVol.136 2009年5月号

●自らのデザインで日本文化を伝えたい 高木慈夫さんのある日
現在、カーティン大学でプロダクト&ファニチャー(家具)デザインを学んでいる慈夫さん。昨年、コースの課題でコーヒーテーブルをデザイン・設計し、同年10月にメルボルンで開かれた芸術祭、Fringe Festivalのファニチャー展示会に出展。『アイデンティティの造形化』というテーマに沿った作品としてベストデザイン賞と、一般投票で最多となった作品に贈られるPeople?s Choice Awardの2つを受賞した。現在、次の大きな展示会に向けて、新しい家具のデザインを考案している慈夫さんのある日を紹介します!

高木 慈夫さん
(たかぎ よしお)
31歳

8:00am
朝食はコーヒーだけ。テラスでゆったりと飲む。
9:30am
今日は、西オーストラリア州立美術館で講演を行なう。Fringe Festivalでの功績から、デザイナーとして講演の依頼があったそう。『文化を反映したデザイン』という題で書いた原稿を念入りにチェック。

2:00pm
会場には約60人が集まり、慈夫さんは自分の作品(下写真)のコンセプトなどについて講演。「会場にいた子どもたちに折り紙を体験してもらいましたが、予想以上に時間がかかって20分の講演が40分になりましたか。最後はたくさんの拍手やコメントをもらいました」
講演会のパンフレット。 慈夫さんの手作りのコーヒーテーブル、Molentje(オランダ語で『風車』)。四角い板から折り紙を連想して作り、着物を貼り付けた。紅白は日の丸を、丹頂鶴は飛翔する鶴のように見せ『日出づる国』などをイメージしたそう。
 

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