いよいよ今年も残り少なくなってきた。オージーにとってはクリスマスという一大イベントが終わって一息ついたってとこでしょか。しかし、日本人はこれからが大忙し。新年に向けて怒涛のようにやることがやってくるのだ。

 
26日はボクシングデー。昔は、クリスマスは教会に行ってミサ、その後パーティー。そしてこの日にプレゼントを開けていたらしいけど、今では前日のパーティーの後片付けや、疲れをとるのにリラックスをする日って感覚みたい。ところで、オーストラリアでは年末だからって大掃除したりしないのだろうか?それとも、「マメに掃除してるから大掃除なんて必要ないわ」ってこと?
26日には、売れ残ったクリスマスケーキをさばこうと激安値で売っている。まぁ、日本のクリスマスケーキは、オーストラリアと違って生クリーム使ったりしてるから、早めに食べないとヤバイんだけどね。そして新年に向けて大掃除!家の手伝いを強制的にやらされる、冬休みでのんびりしていた子供達も多いのでは?世間では、神社やお寺などで“すす払い”が行われ、こちらも1年の汚れをキレイさっぱり落とす。

 
クリスマスが終わり、やってきましたバーゲンの季節。買い物上手の血が騒ぐぜ。3割4割当たり前?デパートなどなどお店には、我先にと争う人間達の戦いがあちらこちらで展開される。洋服を引っ張り合ったり、ひっかいたり、踏んづけたり・・・。そう、そこはまさに戦場なのだ。
お正月に向けてのお買い物、歳末セールと年の終わりまで活発な経済活動が行われるたくましき日本。一般に仕事納めは28日って言われているけど、デパートの人とかには関係ないみたい。

 
31日の夜には、パブやナイトクラブの他、ビーチやストリートに特設会場を作ったりしてカウントダウンパーティーが開かれる。パーティーでは飲めや踊れやの大騒ぎ。みんなで一斉にカウントダウンをして、新年を迎えるとキス!の嵐が来るので、周りをチェックしてからカウントダウンに加わろう。そして流れる「蛍の光」。原題は“Auld Lang Syne”。スコットランドの民謡で、日本では、卒業式やスーパーの閉店時間に流れる曲ってイメージがあるので何とも奇妙な感じがするけど、こっちではこれが恒例なのだ。
サブチャンやらアッコやら、紅白のトリの歌も終わり、勝負の紅白玉も投げ終わると、NHKの雰囲気はガラッと変わって除夜の鐘が鳴り響く画面へとなり、荘厳な雰囲気に。この除夜の鐘、108回突くのが慣例らしいんだけど(煩悩を追い払えるらしい)、今では来た人全員が突けるようにと、回数にはこだわっていないトコもあるとか。


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