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  ’05 邦人保護に関する意見交換会が開催
 

昨年の12月14日、在パース日本国総領事館多目的ホールにて、パース在留邦人の安全保護についての意見交換会が領事館主催のもと開催され、邦人保護の現状、テロに関する最近の状況、鳥/新型インフルエンザに関する情報が話し合われた。

<邦人保護の現状>
■在留邦人数の推移と内訳
1985年から2005年の20年間で在留邦人数は、男性が約6倍、女性が約11倍、合計約9倍増加している。内訳として、リタイアメントとワーキングホリデーメーカーが1079人で最多数。次いで、留学生/研究者/教師が874人(ともに、2005年の数字)
■ 邦人援護件数の推移 1995年の35件から2004年は130件に上り、1998年に一度は減少したが年々増加している。

<テロに関する最近の状況>
■ 過去10年間のテロ状況
総体的に減少傾向にあるが、被害1件当たりの死傷者数は増加している。豪国テロ情報のホームページは、http://www.nationalsecurity.gov.au/で確認できる。
■ 豪国と関連のあるテロ組織
バリ島の爆破テロ事件の実行犯とされているジェマー・イスラミヤ(JI、イスラム社会の意)。パレスチナ、アフガン、イラク情勢を利用してリクルート活動を実施し、世界各国へのネットワークは予想以上に広がっている。

<鳥/新型インフルエンザに関する情報提供>
■ 鳥インフルエンザとは?
カモ、アヒルなどの鳥類に感染するインフルエンザ。また、高病原性鳥インフルエンザは、鳥インフルエンザの中でも、ニワトリ、カモなどが死亡してしまう重篤な症状をきたすインフルエンザ。そして、現在騒がれている鳥インフルエンザとは、2003年12月より東南アジアで発生している高病原性鳥インフルエンザウイルスによるもので、非常に高い毒性を有している。
■新型インフルエンザとは?
新型インフルエンザとは、これまでヒトに感染しなかったインフルエンザウイルスが突然変異し、ヒトへの感染力を持つようになり、これにより引き起こされるインフルエンザ。
■ パース日本国総領事館での対応(予定)
情報収集後、HPにアップの上、メール等による周知、邦人感染者が発生した場合は日本国内への連絡、また事務実施の制限等を予定している。
■予防方法
新型インフルエンザも通常のインフルエンザと同様飛沫感染が想定されるため、マスクの着用が効果的。また、手洗い・うがいをし、極力不必要な外出を避け、人ごみ等から離れることを心がける。


資料提供:在パース日本国総領事館
上記につきまして、またはその他ご質問、お問い合わせ等がございましたら、在パース日本総領事館(Tel:08 9480 1800)までご連絡下さい。

   

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