|
左から、Simon Colosimo選手、Steve McMahon監督、石田博行選手 |
|
|
|
インタビューの質問に気さくに答える石田選手 |
|
|
|
4月27日、石田選手の写真が、地元最大紙The West Australianの一面を飾った。
|
|
|
|
Steve McMahon監督とJimie Harnwell選手 |
|
今年、豪州国内サッカーリーグ「NSL」は、「Hyundai A-League」と生まれ変わり、8月からスタートする。そして、このリーグに先駆け、5大陸6地域の各クラブチャンピオンが、世界No.1の座をかけて争うFIFAクラブワールドチャンピオンシップ(12月11日、日本開催。以下チャンピオンシップ)の予選が行われる。
去る4月26日、パース造幣局にて、チャンピオンシップ・豪州予選に向けての記者会見が行われた。同席上にはパース・グローリー監督のSteve
McMahon氏、主力選手の石田博行選手、Simon Colosimo選手が現れ、メディアの質問に答えた。本大会への出場クラブには100万米ドルが付与されることもあり、記者からは金銭面での質問が集中。これに対しMcMahon氏は、「確かに、100万米ドルというのは大きな魅力。しかしそれよりも、本大会出場は豪州のサッカーを世界にアピールするいい機会。それは、パース・グローリーだけでなく、豪州サッカー界においても大変素晴らしいことだ」と、豪州サッカー界全体の利益を強調した。また、今季よりNSLのシドニー・オリンピックからパース・グローリーに移籍した石田選手は、「自分の国、日本で開かれるこの大会でプレーすることが出来たら、とても嬉しい。その機会が与えられたら、自分のベストを尽くします」と話した。
翌27日には、グローリーの本拠地Members Equity Stadiumにパースの日本人関係者が集まり、石田選手へのインタビューの場が設けられた。過去に日本、ブラジル、シンガポール、そしてシドニーと、世界でプレーしてきた石田選手は、各国のサッカーと自身について、「その国々での雰囲気や応援の仕方は、全部違います。豪州選手の体格は大きく、当たると吹き飛ばされる。だから、パワー勝負ではなく、自分の持ち味であるスピードで勝負したいと思います」と語った。同日夜にはアマチュアチームのInglewood
Unitedとの練習試合が行われ、3-0と快勝。いい形での勝利に、試合後、石田選手は「チームの出来はまずまず。自分としては、まだ本調子ではないけど、チャンピオンシップ予選の5月11日の試合にはいい調子に持っていけると思います」と笑顔で話した。
そして5月5日、チャンピオンシップ・豪州予選のキャプテンが、Steve McMahon監督によって発表された。キャプテンに任命されたのは、地元パースで生まれ育ち、パースでボールを蹴り続けてきたJamie
Harnwell。センターバックをポジションとする彼は、「責任感もあり、公私共に彼はグローリーのキャプテンに相応しい」と監督のお墨付き。また「私がこのチームを見始め、彼がリーダーであることはすぐに分かった」との言葉に、Harnwell選手は「確かに大役だとは感じているが、チームを優勝させることしか今は考えていない。実際、グローリーで7年目のシーズンを迎えることになるが、若い選手や新しいプレーヤーも加わり、中でもヒロやシモンは大きな戦力になると思う」と付け加えていた。McMahon氏は、「8月から始まるリーグも彼がキャプテンになるだろう」とも話しており、Harnwell選手への期待が伺えた。
|