筆者が海外にいてよく思うのは、海外では如何に自分の身を守ったらいいのかということだ。そして、その鉄則と言えるのは、まず、危険な場所に身を置かないということだろう。これは、夜間の行動、盛り場をなるべく避けるといった常識的なことや、危険地域とされる場所には入らないといったことだ。一般に日本人は海外で安全に対する認識度が低いと思われるが、これはまず、多くの日本人が日本国内にいる時と同様の行動をしていることにあるだろう。日本もそれほど安全な国とは言えなくなってきてはいるが、まだまだ外国に比べれば、平和な部分は多い。外国は日本とは異なるということを十分心得なければならない。海外で働くツアーガイドの話などを聞くと、呆れて物も言えなくなることがあるが、どうも自分の身は他人が守ってくれると誤解している日本人が多いようだ。よく言われる「水と安全はただ」といった常識は海外では通じないということだ。よく覚えておいてほしいな。そして、万が一被害に遭った時のことも考えておく必要がある。警察への連絡方法を知っておく、大使館、総領事館への在留届を出す、旅行保険(天災、テロには無効)への加入などは大切なことだが、もっと自分でいろいろ考える必要があるな。まあ、安全についてまじめに考えている人は、あまり被害に遭っていないと思うけどね。 昨年、海外に出た日本人は1683万人(外務省発表)というが、それだけに日本人が海外で被害に遭う場合も多い(大使館、総領事館に援護が求められた件数は16023件)。あまり悲観的になってもいけないが、もっと身の安全について真剣に考えてみてはどうか。天災やテロとは別だが、ここオーストラリアで被害に遭っている日本人も少なくない。しかし、中には同情できないような愚かな行動から生じたものもある。地元の人から笑われて、恥ずかしくなる同国人は筆者だけではないと思うのだが。 今からでも遅くはない。海外にいる人、出かける人は身の安全のためにも、まずは外務省のホームページ
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