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いや、先月は実にグッタリと疲れた月であった。その原因とは、自分の怪我による運動不足や仕事の疲れなどであったのだが、これに一気に追い討ちをかけたのは恵蘭の入院だった。 実は、しばらく前からやたらと抱っこをしてほしくて泣きまくってたんだが、不覚にもそういう年頃なのかなーと思って、特に何もしなかった。目に見える症状もなかったしな。でも、その時から既に調子悪かったんだろう。 さて、泊り込みの看病といえば状況的にはキツい。だが実は俺様はひそかに結構楽しんでたりして。もちろん、看病してる人が目の前で生死の境をさまよっているような状況だったら、全然エンジョイできる訳は無いが、なにしろ個室だったし短い期間だったからな。とにかく怠け者の俺様にしてみれば、ゴロゴロしていてもちゃーんと食事が出てくる状況は天国なのだ。しかも部屋には、ビデオデッキまであったし(共用だったんだけど、結局ウチで独占状態)。確かに夜中の1時間置きの回診はやっぱり目が覚めてしまうので、それだけはちょっと不満だったが、小さめのソファーベッドだって冷たい床に寝るよりは全然マシだ。 さて、快適な病院生活を過ごす為に俺様が用意したのは、雑誌と文庫本数冊、着替え少々、時代劇ビデオ数本、非常食(カップ麺)、そして車の中にはさらに分厚い国語辞典。さすが快適主義者の準備周到な俺様。 ところが、このかなりまともな食事を前にして、ケイランが苦しくなり、またもやご機嫌斜めになり始めるので、早速カミさんと2人で恵蘭をつれてラウンジを軽くお散歩して帰る…、飯が無いっ!恵蘭のディナーがぁっ!俺のディナーがぁっ!おばちゃん、終わりだと思って下げたのか?あああああ、一生の不覚っ!まだ俺ちょっとしか手をつけてないんだぞ!恵蘭なんか一口だぞ!デザート触ってもいないんだぞ! |
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