いやー、ふてぶてしくテキトーな人生を送ることをモットーとしていた俺様としたことが、不覚にも最近色々と忙しくてあまり家にいる時間が取れなくなった。まあ、貧乏暇無しは昔から変わらないが、というか俺様は無職でも全然構わんのだが、家族もいることだしな。やっぱり金が無いとしょうがない。 まあ、そういった訳で毎日朝早くから働きに出なきゃならないのだが、すると、当然のことながら子供と遊ぶ時間も少なくなってしまうんだな。それだけに、ぐったりして家の玄関のドアを開けた時に恵蘭がニコニコしながら「あーあっ(お父さんと言っているらしい)」って声を上げてヨタヨタと駆け足で迎えに出てくれると、もう一気に仕事の疲れも吹き飛ぶくらいうれしい。いや別に親馬鹿の俺様だけではなく、誰でも幼い子供のいる父親ならそう思っているだろう。 こんなことを書くと早朝から夜まで時間外労働バリバリで、子供の寝顔しか見れない皆さんからはクレーム必至だが、それはハッキリ言うと俺様の知ったことではないので、何卒御容赦願いたい。と言っても、実際にはほとんどの働いている父親は早朝から晩まで仕事で、休みの日以外は家で夕食なんて出来ないのが普通だからな。実際に、以前は俺様もほとんど毎晩飲んで帰ってたし、共働きだったから外食なんてしょっちゅうだったし、世の中の会社勤めをしている男性や会社を経営している男性はほとんどがこんな感じだろう。 ふと思い出したのだが、確か俺様が小学生くらいだったかな。夏休みのある日、忙しいはずの父親がなぜか一日中家で遊んでくれたことがあった。子供心にも疑問に思った俺様は「お父さん、今日会社行かないの」って聞くと、父親は「あぁ、うーん」としばらく考えて、おもむろに電話の受話器を握り「あー、もしもし。俺だけど、今日休むから。え?ああ、よろしくー」ガチャッ。おいおい、よろしくーってアンタ、今午後3時だぞ?とは子供だから突っ込みもせず「ちょっと…、あなた大丈夫なの?」と心配そうな母親の会話を尻目に「ん?たぶんねー」とニヤニヤ笑ってとぼける豪快な父親に「わーい!」と喜んだ記憶がある(そして、この日の父親の行動が俺様の心に深く刻まれ、人生にかなりの影響を及ぼしてしまったことは言うまでも無い)。 話を元に戻すが、とにかく俺様も以前のそういう生活に疑問を感じて生活環境や職業を変えたので、気持ちは分かるがその辺は勘弁してもらおう。 |
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