Part 54 ちょっとぐらい飛行機の中で着ぐるみを着て、色んな物にぶつかりたい気持ちがありますが、多分そんなんはほんまにしゃれにならんやろから。アメリカがやられて「ざまぁ見ろ〜!」と心の中で小悪魔が叫んでる人も多いとは思いますが、実際に犠牲となった何千人もの方のことをその現場で考えると、ほんまに何か、なんとも言えない気持ちになりそうで、色んな意味でドキドキしてます。北野武さんも行くぐらいやねんから、安全やと思うけど、でもやっぱビビってます。若手芸人は体を張らなあかんって分かってるけども…。 最近の日本は?って言いますと…。僕は元気ですよ!皆さんが僕を見て、元気になったらええなと思ってます。相変わらずいろんな漫才イベントに参加させて頂いていますが、そのイベントのネタと企画を考えるより、チケットを売る方が時間を食います。けれども、たまに大阪の街を歩いてると、このパース・エクスプレスを読んで頂いて、僕の事を知り、「頑張ってや」とか声をかけて頂いたりなんかしちゃったりして、めっちゃ嬉しいです。そない言ってくれる人の中で僕の出てる舞台を見た事のある人はまだいないと思いますが(来てください!)。 ジャジャーン。全国番組の出演が決まりました!日テレ系の番組で、「03ドキュメンタリー」です。「03」とは、2003年の「03」で、放送は来年の1月6日です(めっちゃ先の事!)。それからドキュメンタリーっていうことで、苦労してるところとか、うまく行ってないところとか、あんまりお笑いの様子はないけども、僕をフィーチャーして、テレビに出してくれる事でまたも喜ばしいです!密着取材を約半年やってくれます。年内に公開される吉本の芸人が出演する映画「明日はあるさ」にちなんで、僕のドキュメンタリー番組の副題は「明日はあるか?」と。気悪いけども、「あるわい!」って答えれるように頑張ります。番組の最初のエピソードはもう撮ってまして、ディレクターが大喜び。「ええ絵、撮れました!」と満面の歯無き笑顔を浮かべながらその日の取材は終わりましたが、何があったかと言いますと、次の通りです。 15時スタートの仕事(劇場)と、16時スタートの仕事(地方の祭り)が、同じ日に重なり、初めて漫才の仕事が「被った」取材の初日でした。15時スタートのイベントの一発目に出演し、爆笑の渦がおさまる前に劇場を飛び出し、着替える間もなく衣装のまま地下鉄へ走り、すぐさま乗って、また乗り換えて、タクシー乗って、50分後に次の現場に着きました(間に合った!)。タクシーを降りて、野外ステージへと向かったところ、1期先輩で名の知れた「麒麟」さんが丁度舞台を降りようとしてるところでした。取材のスタッフもいたので間に合うかどうかも分からなかったでしたが、一応間に合い、そんで初めての祭りでの仕事で、さっきの舞台もウケてたのでものすごい高いテンションで舞台の上に上がりました。ステージの前に集まった約1000人のお客さんを笑かしたろ!って言う気持ちに溢れながら、自信満々とマイクの前にたどり着いた途端、約900人のお客さんが立ちさってしまったのです!致命的な知名度の差。ぽつぽつと残ってくれた約100人のお客さんがニコニコしてくれたものの、あんなにお客さんに逃げられたゆえの笑い難い空気で、僕らが苦戦してるようにしか見えなかったんだろうな〜。絶対あのディレクターの満面の歯無き笑顔を違う笑顔に変えたんねん! 最後にこの間思いついた心に響く一言を。「おもろいちゃうねん!気ぃつことねん!」 |
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