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31 「誰?チャド君」って思っているあなたへ 今月号は、「チャド君って?」といった読者からの質問にお答えします。チャド君ことチャド・マレーン(Chad Mullane / 1979年11月28日生まれ)は、現在漫才師になるため、ぼんちおさむ氏の弟子として、大阪にて漫才師になるための修行中。パース生まれのパース育ち。本誌パースエクスプレスの創刊号とVol.2の製作スタッフだったチャド君は、1998年の4月、西オーストラリア州立大学の入学許可をけり、日本へ渡った。当時、大阪の吉本総合芸能学院(ダウンタウンやナインティナインも同校卒業)に外国人初の入学を決め、お笑いの世界に足を踏み入れたのだった。その後、お笑いの本場大阪、そのリーダー格の吉本興業が外国人の入学を初めて許可した異例事態に、日本のマスコミはチャド君に飛びついた。新聞、ラジオ、そしてNHKまでがチャド君の生い立ち、今後の動向までを取材し、取り上げた。 翌年、吉本総合芸能学院を21期生として卒業し、相棒の加藤貴博君と「モーニンコール」を結成。昨年の4月にこのコンビ名で初舞台に立って以来、レギュラー公演や番組の獲得のため漫才の勉強に日夜励んだ。お笑いの世界はそう甘いものではなかったが、苦労ばかりでもなかった。漫才師になるための登竜門となっている今宮恵比寿子供漫才コンクールでは3位を受賞、NHKお笑い大賞の新人部門では、本選の6組には残れなかったが、確実に全国で上位10本の指に残ったという結果を出した。その後、徐々に舞台に立つ機会が増え、昨年末にコンビ名を「ジパング上陸作戦」と改名。そして今年に入り、チャド君には大きな転機が舞い込んできたのである。あの漫才ブーム(1980年代)の立役者、ぼんちおさむ氏の弟子になったのである。このおさむ氏との出会いによって、チャド君の“かけだし芸能生活”も変化を帯びることになった。ドラマ、ミュージカル、そしてステージにと大忙しのチャド君だが、パースエクスプレスでは今後も独占して、毎月のチャド君をこのコーナーにて紹介する。 |
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